米大統領選の共和党候補、マケイン上院議員(72)が当選した場合、米国民の47%が高齢問題から1期目の4年間の執務を良好な健康状態でこなせないとの懸念を抱いている事が最新世論調査結果で9日分かったと言う。
CNNとオピニオン・リサーチ社が9月下旬に共同実施した。
過去に皮膚がんを患った事もあるマケイン氏が当選した場合、過去では最高齢の大統領となる。ライバルの民主党候補、オバマ上院議員は現在、47歳。
世論調査によると、29%が健康問題からマケイン氏が1期目を全うできる事について「極めて不安」と回答。18%が多少の懸念は感じるとしていた。オバマ氏の場合は、極めて不安との比率は8%、多少の懸念は11%だった。
また、20%が11月の本選で一票を投じる際、マケイン氏の年齢を考慮するとしていた。
マケイン氏は自らの年齢問題が有権者に不安を与えかねない事は承知しており、メディアに過去の病歴などの書類を公開している。今年の春には氏の主治医が米大統領の執務はこなせない事を示す健康問題はないとの手紙も公表している。