アフガン警察関係者は28日、米軍主導の国際治安支援部隊(ISAF)が前夜から未明、東部クナール州で過激派掃討作戦を実施し、民間人3人が死亡したと述べた。
関係者によると、作戦の標的は自爆テロを計画している過激派の拠点で、空爆が行われた。
過激派の死者はいなかったという。
一方、アフガン駐留米軍のスポークスマンは、同州アスマル北方で前夜に攻撃を実施したと述べる一方、空爆を否定し、パトロール隊への攻撃に報復するため砲撃を実施したと述べた。ISAF側に死者は出なかったとしている。
2人が同じ攻撃について語っているかは不明。
民間人の死者はアフガン国内で極めて微妙な問題とされ、カルザイ大統領は国際部隊に対し、民間人の死者を出さないよう以前から要請している。アフガン政府と国連は、先月22日に西部へラット州で行われた過激派掃討作戦で、民間人90人が死亡したと指摘した。