インターネット検索最大手のグーグルが、多くの人々の役に立ち、より良い世界を作るアイデアを、賞金1000万ドルで募集している。創業10周年を記念した「プロジェクト10 の100乗」という企画で、世界中から応募を受け付け、来年2月に最終候補を5つにしぼり、55月に受賞アイデアを発表する。
グーグルはプロジェクトのサイト(http://www.project10tothe100.com/)を立ち上げ、アイデアを募集している。25カ国語で受け付けており、1人で何件も応募して構わない。締め切りは10月20日。
選ばれる基準は、どれくらい多くの人々に、高い費用対効果で、短期間で実現可能かどうか、などとなっている。非常に専門的なアイデアでも、シンプルで簡単なものでも構わないという。
集まったアイデアから、グーグルが来年1月27日までにまず、100件を選ぶ。同日から2月2日までオンラインで投票を受け付け、人気のあった上位20件から審査員が5件に絞り込む。
そして来年5月に、最終的に残った5件の中から、優秀なアイデアに賞金1000万ドルを分配する。もしも5件ともが同程度に優秀であれば、5等分した200万ドルがそれぞれに贈られ、2件が良いと判断されれば、それぞれに500万ドルずつが分配される。
グーグルは、「制限は設けていない。幅広い意見を集めたい」としている。