カリブ海のハイチやキューバを直撃して大きな被害をもたらしたハリケーン「アイク」が9日、メキシコ湾に進入した。週末にもテキサス州沿岸部を直撃する見込みで、ガルベストンからコーパス・クリスティにかけての住民が、警戒を強めている。
米国立ハリケーンセンターによると、「アイク」の中心は米東部時間10日午前8時現在、キューバ西端の北230キロのメキシコ湾上にあり、時速13キロで北西に進んでいる。最大風速は39メートル。
ハリケーンセンターの予報では、メキシコ湾を進むにつれて勢力を増し、風速50メートル以上の「カテゴリー3」の規模で、12日深夜から13日未明にかけてポート・オコーナー付近に上陸する。