今シーズンのトロ・ロッソを引っ張る現役最年少F1ドライバー、ベッテルが、今月開催されるヘレステストでレッドブル・レーシングのマシンを駆ることが明らかになったと言う。
ドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウトモートア・ウント・シュポルト)』は、今シーズン限りで引退を決めているデビッド・クルサードの後任として2009年からレッドブルに加入することが決定しているベッテルが、ルノーエンジンを積むRB4の感覚をつかむために特別にテスト走行のチャンスを得たと報じている。
実現すれば、ベッテルがレッドブル・ルノーRB4をドライブするのは2回目となる。初めてRB4をドライブしたのは、クルサードがシーズン開幕前にけがを負った際に代役としてバルセロナテストで走った時だった。
一方、09年にベッテルのチームメイトになることが決まっているウェバーは、スパのパドックでベッテルについて質問を受け、以下のようにコメントした。
「本当に実感を得ることができるのは、僕ら2人が09年型マシンに乗り込んだ時なんじゃないかな」
「スリックタイヤ、新しい空力、そしてKERS(運動エネルギー回収システム)など、新しいものがたくさんあるから、それらが変動をもたらすだろう」
「セバスチャン(ベッテル)は、経験を積んだ若手ドライバーだね。彼の年齢を考えれば、素晴らしい働きぶりだと思うよ」