米国科学者が3日、カリブ海東部のバルバドスで、体長10センチ未満と世界最小と見られる新種のヘビを発見したと発表した。
米ペンシルベニア州立大学の進化生物学教授、S・ブレア・ヘッジズ博士によると、これまで知られている約3100種のヘビの中でも最も小さな仲間で、丸めても25セント硬貨ほどの大きさだという。
発見したのは、バルバドスにある岩の下。シロアリや昆虫の幼虫を食べていると考えられているが、それ以外の生態については何も分かっていない。遺伝学的に調べて新種であることが判明、毒は持っていない。
米スミソニアン博物館の専門家は、熱帯地方に生息するメクラヘビの仲間だろうと話している。
ヘッジズ教授はこのヘビのほかにも、ドミニカ共和国では世界で最も薄っぺらいトカゲや、キューバで世界最小と考えられるカエルなどを発見。いずれも、4日付の学術専門誌ズータクサで発表する。
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ヘビと言うより、ミミズみたい。