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米観光地 ガソリン高騰で夏休みの旅行者に異変 
  夏の旅行シーズンを迎えた全米各地の観光地で、記録的なガソリン価格高騰を受け、ホテルの予約をキャンセルしたり、滞在を短期間で切り上げたりする旅行者が目立っていると言う。例年多くのリゾート客でにぎわう当地でも、宿泊業者らが影響を実感しているようだ。

サウスカロライナ州の観光産業は、過去数十年間にわたり成長を続けてきた。160億ドル(約1兆7000億円)規模に発展したその業界が、この夏は陰りを見せている。州内随一のリゾート地、マートルビーチの海沿いのホテルでも、平日は「空室」の看板が目立つ。夏休みシーズンに入った6月中旬以降の客室稼働率は、昨年に比べ約4%下がっているという。

「米国人にとって、夏の旅行は大事な年中行事の1つだ」と語るのは、マートルビーチ商工会のブラッド・ディーン会長。「簡単に中止することはないかもしれないが、滞在期間を短くしたり、費用を切り詰めようとしたりする傾向は目につく」という。

全米旅行産業協会(TIA)によれば、今年、米国民が計画している夏休みの旅は推計3億2700
万件。昨年比1.5%減と、4年ぶりに減少する見通しだ。国内旅行のピークは7-8月で、ドライブ旅行が全体の4分の3を占める。

マートルビーチのドライブ客向けホテル、「アクエリアス」には、毎年訪れていた中西部などの常連客らから、「今年はキャンセル」との連絡が入っている。

一方で、例年はフロリダ州などへ向かっていた家族連れが、「もっと近場で」と、当地を選ぶケースもあるという。海辺の土産物店でも、「観光客の財布のひもが固くなった」との声がしきり。ビーチでくつろぐ滞在客は、「レストランに行く代わりにスーパーで食品を買い込み、ホテルの部屋で食事を済ませている」(イリノイ州からの夫婦)、「昔から恒例の旅行だから今年も来たけれど、ガソリン高騰が続いたら来年は分からない」(カナダ・ケベック州からの家族)、「3世代5家族の旅だが、今年はハイブリッド車など3台に乗り合わせてやって来た」(州内からの一行)と、口々に影響を語る。

もちろん、これは当地だけの傾向ではない。遠く離れた西海岸のオレゴン州ニューポートでも、事情は同じ。海沿いのリゾートホテル「エンバルカデロ」の支配人は、「天気の様子などを見て、ぎりぎりまで予約を入れないケースが特に目立つ。例年人気のカニ捕り用ボートのレンタルやレストランなどの利用も、今年は伸び悩んでいるようだ」と語り、割引キャンペーンをはじめとする対応に追われている。


アメリカだけが言える事じゃなくて、日本でも見られるんじゃないかな。
by sportsiroiro | 2008-07-26 20:13 | ニュース
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