米空軍が24日発表したところによると、ノースダコタ州マイノット空軍基地付近のミサイル制御施設で、通信関連機器から取り外された機密部品を管理していた将校3人が、一時居眠りをしていた事が明らかになったと言う。
内部調査では、機密が漏えいした恐れはないとの結論が出ているという。
ミサイルや軍事衛星の分野を統括する空軍宇宙軍団(AFSPC)の報道官によると、ミスは今月12日、地下の制御室と地上のミサイル保管庫との通信に使われる機器の部品交換後に発生した。問題の部品には、大陸間弾道ミサイルを発射するためのコードが記録されていた。
このコードは新たな部品と交換した時点で無効となったが、規定された手順によれば、古い方の部品も機密扱いとされ、基地に返納するまでの間、2人以上で監視する事になっていた。
部品は将校4人のチームが預かり、階上の建物でいったん金庫に入れたが、チームのうち3人がこの後2-3時間、建物内で眠っていたと言う。建物は施錠され、警備員が常駐していた。
米軍で核関連のミスが発覚したのは、過去1年で4回目。
昨夏、爆撃機が核弾頭搭載の巡航ミサイルを載せたまま国内上空を飛行していた問題をはじめ、3件がマイノット基地で発生している。
これミスじゃすまないよね、ヘタすりゃ大変な事になっちゃうもんね。