主要国首脳会議(洞爺湖サミット)は2日目の今日、主要8カ国(G8)首脳会合を行った。
議長国・日本の福田首相が発表した声明によると、G8各国首脳は2050年までに世界全体の温室効果ガス排出量を半減する目標で一致するとともに、目標達成に向けて排出量削減の中期目標を定めるよう各国に呼びかけたと言う。
昨年のハイリゲンダム・サミット(独)の議長総括は、50年までの排出量半減を「真剣に検討する」と述べるにとどまっていた。
今回発表された声明はこのほか、原油や食糧の価格高騰に深い懸念を表明したが、世界経済については引き続き楽観的な見通しを示した。
価格高騰に対抗するための原油増産や製油能力引き上げ、エネルギー効率の改善およびエネルギー源の多様化にも言及した。