全米科学財団(NSF)は、世界97カ国・地域の幸福度ランキングを発表。
世界で最も幸せな国はデンマーク、最下位は政情不安が続くアフリカ南部のジンバブエで、日本は43位だった。
調査は各国・地域の住民に対し、幸福度と生活全般についての満足度を尋ねた。
その結果、幸福度が高かった上位10カ国・地域はデンマーク、プエルトリコ、コロンビア、アイスランド、北アイルランド、アイルランド、スイス、オランダ、カナダ、オーストリアの順。
米国は16位だった。
幸福度は経済成長や民主化、社会的寛容度の高さに比例し、独裁政権下の国や貧困国は幸福度が低い傾向も判明した。
「幸せでない」と感じる人が「幸せ」と感じる人を上回ったのはルワンダ、ロシア、イラクなど19カ国。最下位のジンバブエでは、ムガベ大統領による長期強権政治が続き、超高率インフレにも襲われて住民の南アフリカなどへの脱出が相次いでいる。