米国の生後1年未満の赤ちゃんのうち50人に1人が、命に別状はないものの、虐待やネグレクト(養育放棄)を受けている事が判明したと言う。
生後1週間未満に限ると、約3分の1が虐待もしくはネグレクトされているという。
米疾病対策センター(CDC)と米小児・家庭局(ACF)が3日に発表した調査結果で明らかになった。
CDCとACFは05年10月から06年9月末までの1年間に、全米45州と首都ワシントン、米自治領プエルトリコにある、児童保護当局のデータを調査。
その結果、約9万1000人以上に上る赤ちゃんが被害を受けおり、約3万人が生後1週間未満だった。全体の68%が、ネグレクトによるものだった。
被害のうち、約65%が乳幼児保護当局によって見つかった。残る約35%は、警察当局や親類、友人、近所が見つけていた。