NASAは6日、土星の月で2番目に大きな「レア」に、土星と同じような「輪」が可能性があると発表した。
探査機「カッシーニ」が、「レア」の周囲を漂う物体のようなものを確認しているという。「輪」の存在が確実だとすれば、月の周りに輪があるのは初めてとなる。
「レア」の周囲を漂う物体は直接は見えないため、カッシーニの観測データを基にしたという。カッシーニが「レア」の両側に、電子が集まっている部分を観測、「輪」の存在の可能性が高くなった。
詳しい研究報告は、7日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
これまでに、土星を初めとして木星や天王星、海王星といった惑星で「輪」が確認されているが、衛星では見つかっていない。