ナレイン・カーティケヤンは、自らの08年のシートをめぐってのSAF1との交渉はすでに終わりを迎えている様だと発言したと言う。
ここ数週間の間、SAF1がインドの『Spice Group(スパイス・グループ)』を中心としたスポンサー勢と交渉をしているのではないかと言う報道がなされた。『Spice Group』はインド人唯一のF1レースドライバー経験者、カーティケヤンをSAF1のマシンに乗せる事を要求していたとみられる。
しかしSAF1を支えるHondaは、31歳のカーティケヤンをレースドライバーとして起用する事に断固反対したようだ。カーティケヤンは05年にジョーダン(現フォース・インディア)からF1デビューを飾っている。
近年は“モータースポーツのワールドカップ”と称されるA1GPに参戦していたカーティケヤン。まだSAF1と『Spice Group』の交渉が決裂したかどうかは定かではないものの、カーティケヤンはインドの新聞『Mid-Day(ミッド・デイ)』に対し、08年にF1シートをつかむ事については“ギブアップ状態”であると明かした。
「(F1シートが手に入るなら)喜んで待つよ。そう、半年でも1年でもね。F1でレースができるなら素晴らしいことだけど、(A1GPに参戦するという)今の状況も悪くはないね」