ブッシュ政権は23日、北朝鮮が要求しているテロ支援国家指定の解除に応じるのは時期尚早だとの見方を示した。
米国務省のテロ対策主任であるデル・デーリー調整官は22日、記者団に対して、北朝鮮が指定解除に必要な条件を満たしているようだと発言。
しかしペリーノ米大統領報道官は23日、この件に関する質問を受けて、指定解除を明確に否定。「われわれは現在、北朝鮮が完全かつ正確に核計画を申告するのを待っている」と回答した。
米は指定解除問題を、北朝鮮による6ヶ国協議の合意事項の履行状況を考慮したうえで検討する姿勢を維持している。