ケニア各地では16日、昨年12月27日の大統領選で不正があったとする野党の抗議デモ参加者らと警官隊が衝突したが、首都ナイロビ郊外の貧困地区キベラで、取材中のCNN記者の背中に催涙弾が当たったと言う。
記者は当時、ウフル公園で集会を計画していたデモ隊と警官隊がにらみあう現場を取材中だった。けがはなかったが、記者は痛みを感じながらカメラマンとともに取材活動を続けた。
目撃者によると、キベラではデモ参加者3人が銃撃され、何千人もの参加者に向けて警官隊が催涙弾を発射。
また、警官隊や機動隊がキベラ周辺などナイロビ市内各地に展開。西部キスムでは暴動発生に備えて商店が休業するなか、警官隊などがパトロールを実施した。