国営イラン通信は28日、イラン・ブシェール原発の建設を支援している露から同日、2回目の核燃料が供給されたと報じた。1回目の供給は12月17日までに実施されている。
同通信によると、供給は計8回にわたり、総量は82トンを予定。1、2回目は計画の時期通り実施されたとしている。同原発の建設に当たる露国営企業「アトムストロイエクスポルト」も2回目の供給を確認した。
同原発は軽水炉型で、出力は千メガワット。イラン側は、来年にも稼働の見通しとしている。
イランは自国の核開発問題で欧米と対立、国連安保理はウラン濃縮を続行しているとして経済制裁も打ち出している。露は、ブシェール原発はIAEAの監視下にある民生目的として、軍事転用の可能性を否定している。