国連が暫定統治するセルビア・コソボ自治州の独立問題で、セルビアと自治州間の協議の仲介役を務めた米、露、EUは7日、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長に「協議は合意に達しなかった」と確認する報告書を提出。
事務総長が定めた10日の交渉期限までに歩み寄りがなかった事で、自治州が08年1月にも一方的に独立宣言を行うのは確実となった。
国連安全保障理事会は19日に協議する予定だが、今年7月には露の反対により、独立を事実上認める決議案の採決を断念するなど、安保理はこの問題での対応能力をほぼ失っている。
報告書は、双方が4か月におよんだ協議で「主権という根本的問題で譲歩しようとしなかった」とし、独立を主張する自治州と、これを拒否するセルビア側の溝が埋まらなかった事を明らかにした。ただ、双方とも、地域を不安定化させる行動や暴力の自制は約束したとしている。
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