ニューヨーク・マンハッタンのクリスマスを彩るロックフェラーセンターのクリスマスツリーの装飾が、従来の白熱電球から、LED(発光ダイオード)に切り替えられる事になったみたい。
これにより、消費電力を半分以下に抑えられるんだって。
高さ約25.6メートルのツリーに飾られるのは、長さ約8キロのコードでつながれた色とりどりのLED3万個。
1日当たりの消費電力は、従来の3510キロワットから1297キロワットに削減される。米国の一般的な一戸建てに住む世帯が、1カ月に使うのと同程度の電力を、毎日節約できる計算との事。
ブルームバーグ市長は、「ツリーを見た市民や旅行者が、それぞれの生活の中で環境への配慮をあらためて意識してくれる事を望む」と述べた。
同センターはまた、このほど新たに365枚の太陽光発電パネルを屋上に設置した事も明らかにした。マンハッタンの民間施設としては、最大規模のパネルだと言う。
ツリーは28日の点灯式から来年1月第一週まで、毎日午前5時30分から午後11時30分まで点灯される予定。
ロックフェラーセンターのクリスマスツリーは、ビル建設工事が開始されたばかりの1931年、作業員らが現場に6メートルほどのモミの木を立てたのが始まり。1月に撤去された後は、貧困者のための建設ボランティア団体、ハビタット・フォー・ヒューマニティが建材として活用するとの事。
こう言う所からも、環境に配慮できるよね。