元ワールドチャンピオンで06年に引退したミハエルが、来月初旬に実施されるヘレステストで再びフェラーリのマシンを駆るみたいですね。
先日、スペインのカタロニア・サーキットで引退以来、初めてF1をドライブした上、トラクションコントロールなどの電子補助装置なしの状態でステアリングを握ったミハエルだったが、今も衰えぬその速さを見せ付けた。
フェラーリのルカ・バルディセッリは『La Stampa(ラ・スタンパ)』に、「長年を一緒に過ごしてきたから、マイケル(シューマッハ)と共に作業に取り組む事には慣れている。
彼は12月4日にヘレスでドライブするだろう」と明かし、次のように語っている。
「電子補助装置のないマシンが復活するため、われわれは彼にもう一度ヘルメットをかぶってくれるよう頼んだ」
「今日のドライバーはアクセルをボタンのように使用する。ボタンを押して、後はソフトウエアに任せる、という風にね。これからは、それ以外の方法を学ばなければならないのだ」
マクラーレンとのスパイ問題は終わりを迎えたが、そのマクラーレンが開発に加わった2008年以降に導入される新ECUの使用について、バルディセッリは“少し苦悩している”ことを認めた。
「一方では自分たちのデータの機密性を重視しつつも、(ECUを)よりうまく使えるようにしていかなければならない」