07年1月-11月5日にイラクで死亡した米兵は855人にのぼり、イラク開戦以来年間ベースで最悪だった04年の849人を上回った。
過去最悪となっている今年の増加ペースは、首都バグダッド市内および周辺地域の武装勢力掃討を目的とした米軍のイラク増派と呼応する。
イラク開戦以来の米兵死者数は、国防総省の民間業務委託者7人を含めて3858人にのぼった。
月間ベースでの死者数は、1月に83人、2月・3月がそれぞれ81人。
その後3カ月間は、4月104人、5月126人、6月101人と100人台が続いた。下半期は7月79人、8月84人、9月65人、10月40人と減少傾向にあり、11月はこれまでに11人が死亡。
米国とイラクの当局者らによると、民間人の死者数もここ数カ月で減少したと言う。