トルコ軍の戦闘機と武装ヘリコプターが10日、イラク国境付近で、クルド人武装勢力の拠点とみられる地点を爆撃したみたいです。
イラク北部のクルド人過激派の潜伏先を砲撃したとの情報もあり、対米関係悪化の恐れがあるイラク越境攻撃の前兆とみられている。
通信社ドガンによると、トルコ軍はイラクへの逃走ルートを遮断して爆撃を実施する一方、クルド人反政府武装組織「クルド労働者党」(PKK)に対する軍事行動を支援ため、現地に戦車を派遣した。
こうしたなか南東部ディヤルバクル市内では、警察車両に手投げ弾が投げつけられ、警官1人が死亡、4人が負傷した。犯行声明は出ていないものの、これまでの前例からクルド人過激派による犯行の可能性が高い。
また、シルナク州当局によると、イラク国境に近いハブールで、女性8人を含むクルド人20人近くが逮捕された。国営アナトリア通信は、逮捕者の大半が学生であり、トルコ入国時に拘束されたとしているとの事。