北朝鮮の核問題をめぐる6ヵ国協議で、北朝鮮の核施設無能力化へ向けた共同文書案が提示され、各国が暫定合意に達した事を受け、米は2日、文書案を承認したと発表したみたい。
AP通信によると、米国務省のマコーマック報道官は「文書案を検討した結果、承認する事を決め、(議長国)中国に伝えた」と述べた。ただ、文書の詳細についてはコメントしなかった。
文書案は、北朝鮮が年内に核施設を無能力化するための具体的な手順を明示しているとされる。北京で開かれている6ヵ国協議で9月30日に暫定合意が成立し、各国が持ち帰って検討していた。
北朝鮮は今年2月の6ヵ国協議で、重油支援と引き換えに、核施設の稼動停止、封印など「初期段階措置」と、核施設の無能力化や核計画の申告など「次の段階措置」の履行に同意。
これに基づき、7月には寧辺の施設の稼動を停止した。