アフガの人質・拉致・殺害事件に関連し、人質のうち病気の女性2人を解放したとする先の発表を訂正し、人質全員がまだ拘束中である事を認めた。しかし、まもなく同女性2人を解放する見通しだと言う。
タリバンのスポークスマンは11日夜、電話でロイターに対し「韓国人人質のうち病状が深刻な女性2人を無条件で解放した。程なく(先月20日に韓国人ボランティア一行が拉致された)ガズニに到着するはず」などと語っていた。
しかし同スポークスマンは12日、「タリバンの幹部が病状の重い女性2人の解放をすでに決定し、同人質の政府側への引き渡しは時間の問題」と前日と異なる内容のコメントを行い、2人を依然拘束していることを明らかにした。同スポークスマンは過去にも矛盾する発表をしたことがある。
韓国人ボランティア一行の拉致現場となったガズニ州の知事およびアフガンのカルザイ大統領の報道官は、ともに解放について一切把握していないとしている。