露、軍機が6日、グルジア領空を侵犯、首都トビリシ北方の村落に「ミサイル」を撃ち込んだとグルジアが主張している問題で、米国務省のマコーマック報道官は8日、グルジアに対する「ロケット弾攻撃」を非難する声明を発表した。この問題で米政府が立場を表明するのは初めてで、グルジア寄りの姿勢をにじませているらしい。
同報道官は同時に、グルジアの南オセチア自治州で露領北オセチア自治共和国への編入運動がくすぶっている問題で両国が平和的な解決手段を模索する事を促した。グルジア政府の説明では、ミサイルは同自治州近くの村落だった。
マコーマック報道官は、問題が起きた後のグルジア政府の自制をたたえ、事実関係の解明が進むことへの期待も示した。露政府は自軍機の領空侵犯、ミサイル発射を全面否定し続け、グルジア政府のでっち上げとも主張している。
報道官は、事件が自治州近くで起き、領空侵犯があった事を踏まえ、南オセチア問題の早急な解決が求められている事を示したとも述べた。
グルジア政府は露、軍機の領空侵犯を示すレーダー記録があると主張、撃ち込まれたミサイル残がいも公開している。また、侵犯機が他国領空からの離反を急いだ際、ミサイルを発射したのではなく、「投棄」したとみられるとの見方も明らかにしている。
グルジアは旧ソ連の構成国だが、サーカシビリ大統領は親欧米路線を進めている。
露寄りとか、グルジア寄りとか言ってないで、米は第三国的な動きを見せて欲しかったね。