iPodや携帯電話を屋外で使っていて落雷に遭い、負傷した例が報告されている事から、夏の雷シーズンを迎え、専門家らがあらためて注意を呼び掛けているらしい。
医学専門誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)の最新号によると、カナダ・バンクーバー近郊では2年前の夏に、雷雨の中、アイポッドで音楽を聴きながらジョギングをしていた男性(39)が落雷に遭った。男性は胸から首にかけてやけどを負い、両耳の鼓膜が破れ、あごの骨を4カ所折るなどの重傷。治療を受けたが、今も聴力は正常値の50%未満で補聴器が手放せず、高い音は聞こえないままだ。
目撃者によると、雷は数十センチ離れた木を直撃した後、男性の体に飛び移ったとみられ、男性は2メートル以上飛ばされた。本人にこの時の記憶はないと言う。
一方、米コロラド州では昨年7月、アイポッドを聴きながら自宅の芝刈りをしていたジェーソン・バンチさん(18)が、落雷で同様のけがを負った。やはり、近くの木に落ちた雷が飛び移ったという。「遠くに嵐の気配があるだけで、雨も降っていなかった」と、バンチさんは振り返る。鼓膜再生のための手術を2回受けたが、今も軽度の聴力障害を抱え、アイポッドの本体が入っていたズボンのポケット部分からイヤホンまでのコードに沿って、やけどの跡が残った。
怖いよね~、iPod、携帯で落雷に遭うとはね、海外での事例だけど、日本でも起こるよね。
注意しないとね、落雷の時はね。