イスラエル軍は27日、イスラム教原理主義組織ハマスが制圧したガザ地区に侵攻し、同地区北部でパレスチナ人7人、南部で3人が死亡した。
パレスチナ治安筋は、イスラエル軍が空爆と戦車による砲撃を行ったとしている。死者の中には、ハマスや穏健派ファタハ、別の原理主義組織イスラム聖戦のメンバーが含まれていた。
イスラエル軍は空爆実施を否定したものの、ガザ市東部で武装勢力1人に発砲したことを認めた。また、ガザ地区北部シャジャイヤに侵攻し、パレスチナ人2人が戦闘で死亡したことを明らかにした。
さらにイスラエルとパレスチナの関係筋は、イスラエル軍がガザ地区南部ハンユニス近郊に侵攻したと述べた。武装勢力が発射した対戦車ミサイルで、イスラエル兵2人が軽傷を負ったとされる。