イラク駐留米軍は19日、首都バグダッド北方にある中部ディヤラ州の州都バクバ周辺地域で、国際テロ組織アルカイダ系のイスラム教スンニ派の外国人武装勢力を対象に、大規模な掃討作戦を開始したと発表した。
兵力1万人、武装ヘリコプター、装甲車両などを動員、03年のイラク軍事作戦以降では最大規模の作戦となっている。空軍も支援している。米軍の声明によると、19日の午前中、敵戦闘員22人を殺害した。
同作戦実施の期間は不明。駐留米軍は、ブッシュ大統領が年初に発表した増派をほぼ終了し、約4カ月前からバグダッドで治安維持の作戦を開始。
この作戦によりアルカイダ系戦闘員が他地域に多数逃亡した。
中でもディヤラ州は首都を逃れたアルカイダ系の拠点となっており、今回の作戦で一掃を目指す。州内にいる外国人武装勢力の人員は明らかでない。
ロイター通信によると、バクバ市には外出禁止令が敷かれ、夜明け前から爆発音などが鳴り響いている。
いつの日かイラクに平和が訪れる様に願いたいです。