ガザ地区では16日、パレスチナ自治政府の穏健派ファタハとイスラム原理主義組織ハマスの抗争が4日目を迎えた。この日少なくとも20人が死亡し、国連関係者によると4日間の死者は約40人、負傷者は114人。ハマスとファタハの衝突解決を目指した連立政権はぜい弱さを露呈している。
ハマスのハニヤ首相は15日夜、3度目の停戦合意を発表したものの、ただちに崩壊。ガザ市内にあるファタハのアッバス自治政府議長の事務所はハマスに包囲され、双方の戦闘員が激しく交戦した。施設内部にいた記者団数十人は、銃撃戦のため一時身動きが取れなくなった。
16日にはファタハとハマス双方の指導者が、4度目の停戦合意を発表。ただ、ガザ地区では依然銃声が聞こえている。
一方、ハマスはイスラエル領内に向けてロケット弾を発射し、イスラエル軍がガザ地区南部と北部のハマス拠点を空爆した。ハマスのロケット攻撃によるイスラエル人の負傷者はここ2日間で少なくとも17人にのぼり、イスラエル軍の空爆ではパレスチナ人4人が死亡したとされる。
イスラエルのペレツ国防相は、パレスチナからのロケット攻撃に「精力的に対応する」と発言。オルメルト首相は国防相およびリブニ外相と協議し、徹底抗戦の方針を発表した。
もうここの紛争もとめられない状態になってきてますね。
意味の無い戦闘って事がいつになったら分かるのか。