米海兵隊は13日、開発段階で事故が多発、生産の是非でも論議があった垂直離着陸が可能な
次世代兵員輸送機V─22オスプレーを今年後半、イラクに送る、と発表した。同機の初めての実戦配備となる。
派遣は9月で、約7カ月間、海兵隊戦闘部隊の輸送などに当たる。
同機は、イラク軍事作戦で多用されているCH─46型ヘリコプターの代替機として約18年間にわたり、約200億ドル(約2兆4000億円)を投じて開発されてきた。
主翼の両端にヘリコプターのような回転翼を備え、航空機のように飛行、ヘリコプターのように離着陸が可能。CH─46型に比べ、航続距離が長く、速度も倍程度になる。高速を誇ることから、対空砲火の回避能力も高まるとしている。
開発や試験飛行段階で墜落事故を多数起こし、論議を呼んだ。2000年の事故では海兵隊員23人、1991年、92年の事故では計7人が死亡している。
海兵隊は今回のイラク派遣で、オスプレーの技術的な難問は最早、度重なるテストや評価で過去の問題になったと性能に自信を深めている。沖縄の米軍基地への派遣も予定されている。
隣の国に使う前に配備するのか?
米は新しい兵器を使いたがるよね。けどこんなに事故が起こってるのによく使うよね。