イラク警察によると、同国北部
キルクークで19日、車両に仕掛けられた爆弾などが相次いで爆発し、少なくとも12人が死亡、37人が負傷した。
AP通信によると、アラブ系住民の多い同市南部の市場近くで車爆弾が爆発したのに続き、クルド人とトルクメン人が住む市中心部の住宅地でも爆発が発生した。ロイター通信は、市内3カ所でほぼ同時に車爆弾が爆発、さらに警察と軍のパトロールを狙った路上爆弾が少なくとも2カ所で爆発したと伝えている。
キルクークはアラブ系、クルド人、トルクメン人が勢力争いを展開する不安定な地域であるうえ、米主導の多国籍軍が首都バグダッドで大規模な掃討作戦を開始してから、一部の武装勢力が流入し、治安をさらに悪化させているとみられる。