イラクでは6日、イスラム教シーア派の巡礼団を狙った攻撃が各地で発生し、120人以上が死亡、200人余りが負傷した。最も死傷者が多かったのは中部ヒッラでの自爆攻撃で、93人が死亡、147人が負傷。負傷者のうち40人は重体という。
巡礼者の多くは南部出身で、徒歩でヒッラ市内中心部を通過し、10日にシーア派宗教行事が行われる聖地
カルバラに向かう途中だった。
首都バグダッド南方40キロのラティフィヤでは、シーア派巡礼者が乗っていたミニバスが襲撃され、2人が死亡、7人が負傷。その直後に市内を歩いていた巡礼団が銃撃され、1人が死亡、2人が負傷した。
このほかバグダッド市内各地で、自動車や道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発したり、巡礼者のバスが襲撃される事件が相次いだ