イラク内務省は昨日、首都バグダッド南西部のバヤーア地区にある病院近くで21日、爆弾攻撃があり、内包されていた塩素ガスが漏出、6人が死亡、70人以上が負傷したと述べた。
有害ガスによる呼吸器系疾患に襲われた。
首都バグダッド北方約20キロのタジ町では20日、塩素ガスを積んだ運搬車が爆発、少なくとも6人が死亡、ガスを吸うなどして105人が負傷している。駐留米軍は、二つの事件の関連性には言及しなかったが、武装勢力が同ガスを用いた新たな爆弾テロに踏み切った可能性も出ている。
駐留米軍によると、西部ラマディでは今年1月下旬、塩素ガスが入ったタンクと爆発物を積んだトラックが緊急対応部隊の施設に突っ込み、爆発。
ガスによる死傷者はいなかったが、爆風に巻き込まれて16人が死亡している。
フセイン旧政権は80年代などに、敵対勢力の掃討のため神経ガスで攻撃したことがある。
20日と21日の塩素ガスを使った攻撃は、米軍とイラク軍が14日から開始した大規模な首都掃討作戦に反発した犯行ともみられる。
最初に使用されたのは第一次世界大戦時、ドイツ軍が西部戦線において連合軍に対し風上から塩素ガスを散布。これが史上初の毒ガス攻撃と言われているらしいです。
大量破壊兵器の1つとされている。また、その非人道性から国際法(ジュネーブ議定書、化学兵器禁止条約)により使用が大きく制限されているらしいです。