イラク内務省の報道官が15日、CNNに語ったところによると、同国のテロ黒幕とされる「イラク・アルカイダ機構」の指導者、アブ・アユブ・マスリ容疑者が、警官隊との銃撃戦で負傷したらしい。
銃撃戦はバグダッド西方ファルージャと、同市北方サマラを結ぶ道路上で発生した。警官隊はさらに、マスリ容疑者の副官とされるマジャミアイ幹部を殺害し、遺体を収容したという。マスリ容疑者が拘束されたかどうかは明らかでない。
マスリ容疑者はエジプト出身で、昨年6月に米軍の空爆で死亡したアブムサブ・ザルカウィ容疑者の後継者として、イラク・アルカイダ機構を率いる立場に就いたとみられる。イラク当局によると、過去2年間に車爆弾テロなど2000件以上に関与した疑い。米軍は昨年10月、マスリ容疑者が死亡したと発表したが、その後誤りだったことが判明した経緯がある。
CNN.co.jpより