メキシコ連邦警察は30日、汚職にかかわったなどの理由で今年5月以降約3200人の警察官が免職されたと発表した。
免職者のうち465人は犯罪への関与の嫌疑がかけられている。このほか1020人が機密事項に関する調査で懲戒処分の対象になったという。
連邦警察の内務問題担当者によると、調査は5月中旬に開始されたという。また、連邦警察の報道担当者はCNNに対し、「(警察の)調査は何カ月も前に始まったもので、これがその結果だ」と語っている。
警察当局者によると、免職者の中には、数週間前に汚職にかかわったとして内部告発されたシウダフアレスの警察官らも含まれている。この問題では、2つの警官グループが警察本部の外で闘争を行ったとされる。
連邦警察には約3万4500人の警察官がおり、免職された3200人は全体の約9%に当たる。
当局では、免職となった警察官が地元、州、連邦レベルの警察に再雇用されることは認められないとしている。