スペインの報道によると、苦戦するHRTと2011年のF1参入を目指すエプシロン・ユースカディが合併に向けて話し合っている可能性があるという。
『EFE通信』はエプシロン・ユースカディのジョアン・ビジャデルプラットが2つの選択肢を検討しているとし、ひとつ目はFIAから13番目のチームとして来季の参戦を承認されること、そして2つ目は後方グリッドでの苦戦が続き、来季のマシン製造に関してまだ契約を締結していないHRTとの合併だと報じた。
伝えられるところによれば、ビジャデルプラットはすでに数日前にHRTのオーナーで会長を務めるホセ・ラモン・カラバンテと接触したとのこと。
カラバンテに対し、ビジャデルプラットは「ヒスパニア(HRT)が何を必要とし、エプシロンに何が提供でき、提携の可能性があるかどうか」を尋ねたと言われている。
ル・マンのプロトタイプを製造するエプシロン・ユースカディのインフラは既存するF1チームの中でも"トップ5"に入ると考えられているものの、投資に必要な1,700万ユーロ(約18億5,000万円)が不足しているのだ。
HRTは2010年型マシンを製造したパートナーのダラーラと決別しており、2009年末にF1を撤退したトヨタと交渉中だと報じられている。