北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は9日、オバマ米大統領のネバダ州ラスベガスへの訪問に伴い、小型飛行機による規制飛行空域の侵犯事件2件が同日朝に発生、空軍のF16型戦闘機を緊急発進させたと発表した。
小型機はいずれも個人の所有機で、戦闘機の指示でネバダ州の空港2カ所に着陸させられ、事情聴取を受けた。1件目は米太平洋岸時間の同日午前7時5分ごろに発生、2件目は同7時34分ごろに起きた。
侵犯した原因などは不明。
大統領は今年11月の米中間選挙を控え、上院の民主党院内総務のリード議員の応援のためラスベガスを訪問した。また、ネバダ大学ラスベガス校で経済問題に関する演説も行っている。ミズーリ州にも寄り、民主党の上院議員候補の選挙運動を支援していた。