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ルノー、ビルヌーブの獲得を明確に否定
  将来的にジャック・ビルヌーブがF1復帰を果たしたとしても、そのチームがルノーである可能性はなさそうだ。

イギリス・エンストンにファクトリーを構えるルノーのチーム代表を務めるエリック・ブーリエは、1997年ワールドチャンピオンのビルヌーブに敬意を抱いていることを明かした。それでも、ビルヌーブがトップチームからF1復帰を果たした場合、苦労する可能性を指摘している。

フランス系カナダ人で39歳のビルヌーブは今年、ステファンGPからF1復帰する可能性が高まっていた。結局チームのF1参戦が白紙になってその話も消えてしまったが、再び2011年にF1シートを手にするために活動している。

ビルヌーブはルノーのチームオーナーであるジェラルド・ロペスや株主のエリック・ラックス近しい間柄にあると報じられており、スポーツマネジメント会社『Gravity(グラビティ)』とも関係があるらしい。

「ジャックはワールドチャンピオンであり、ドライバーとして特筆すべき才能を持っているわけだから、大いに尊敬しているよ」とカナダの『Rue Frontenac(リュ・フロンテナック)』に語ったブーリエだが、こうも述べた。

「彼の実績を求めているチームを、彼は助けることができるだろう。(しかし)われわれの場合はそうではない」

ビルヌーブはBMWザウバーに在籍していた2006年シーズン終盤にロバート・クビサ(現ルノー)にシートを奪われて以降、F1をドライブしていない。そのため、復帰したとしても苦労するというのがブーリエの見方だ。

「現在のレギュレーションはプライベートテストに制限を設けているため、活動していないドライバーの復帰に多大なる影響がある」

「競争から退いたドライバーは速さを失っているものであり、マシンのポテンシャルを最大に発揮するための反射神経や体力的な可能性が少し鈍るものだ」

「それは至って普通のことなのだ。F1でレースをするためには綿密なスキルが必要であり、それを安定して維持しておかなければならない」
by sportsiroiro | 2010-06-15 21:59 | F1
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