ベッテル、ウェバーを非難せず

　　トルコGP決勝レースの中盤に戦線離脱したセバスチャン・ベッテルは、その原因となった接触の相手であるウェバーを非難するつもりはないと強調した。

ポールポジションからスタートしたウェバーは58周のレースのうち、41周目までトップを快走。しかし2番手のベッテルがバックストレートでウェバーのスリップストリームに入り、ストレートエンドでオーバーテイクを仕掛けた。結果的に両者は接触し、いずれもコースオフ。ウェバーはフロントウイングを損傷したものの走行を続けたが、ベッテルはリアホイールにダメージを抱えてコース脇でマシンを降りた。これにより、レッドブル勢の背後につけていたハミルトンが優勝を手にし、チームメイトのジェンソン・バトンが2位に入っている。ウェバーは辛うじて3位の座を手にした。

「もちろん、写真を見れば僕がイン側にいたのは明らかなことだろう」とレース後に語ったベッテル。

「僕はイン側で前にいて、ブレーキングポイントに集中していたんだ。それから接触したんだけど、彼（ウェバー）が僕の右リアホイールに当たり、僕はスピンしたんだ」

レッドブル勢2人の接触は両者に芽生えた緊張の結果なのかと問われたベッテルだが、「戦いがあったわけじゃないよ。こういったことは起こり得るんだ。必要ないことだけど、今は何もできないよ。もちろん、あまり嬉しくない。僕はイン側にいてブレーキングポイントに集中していたんだけど、接触してそれで終わりさ」と語り、こう続けた。

「僕のほうがマークよりも少し速かったんだ。だんだんと彼に近づき、バックストレートで彼をかわせるだろうってわかっていた。接近していたけど左側から彼を抜こうとしたってこと」


レースだから、ああいう事もあるよね

でも、無事でなにりだわ