パキスタン北西部ペシャワルの市場で19日、爆発テロが発生し、少なくとも22人が死亡、27人が負傷した。
イスラム教政党の代表者はパキスタンのテレビに出演し、この爆発は同党党員のデモ活動の近くで発生したと話している。パキスタンではエネルギー不足が生じており、同党党員らは、電力が意図的に止められているとして抗議活動を行っていた。この爆発で同党の地域幹部も1人死亡したという。
ペシャワルの警察は、「同地域の武装組織は4カ月ほど活動を休止していたが、最近になり組織を再編成し、攻撃を再開しはじめた。われわれは最善を尽くして対応する」と述べている。
ペシャワルでは同じ日、小学校の近くでも爆発テロがあり、7歳の子供が死亡、他7人の生徒が負傷していた。
また、17日に避難民キャンプで自爆テロが発生し、少なくとも41人が死亡した北西部のコハートでは、18日にも警察署を狙った自爆テロがあり、3人が死亡している。