メキシコ政府は13日、カルデロン同国大統領が06年12年に打ち出した国内の麻薬密輸組織に対する掃討作戦以降、銃撃事件などの暴力に絡む死者は2万2000人以上に達したとの報告書を発表した。議会上院に提出した。
政府はこの種の数字を通常は公表していない。フェルナンド・ゴメスモント同国内相もこの数字を記者会見で確認した。地元メディアは最近、死者は約1万8000人との非公式統計を報じていた。
政府報告書によると、カルデロン大統領が就任した06年12月以降の死者は2万2700人。今年1月から3月までの期間では3000人以上となっている。昨年は計9635人だった。