パキスタン軍は10日、アフガニスタン国境付近の部族地域で空爆を2回実施した。武装勢力67人が死亡したという。
パキスタンの情報当局者が匿名を条件にCNNに語ったところによると、部族地域の1つであるカイバル地区で発生した攻撃では、約50人の武装勢力が死亡した。情報当局は入手した情報をもとに武装勢力の潜伏場所6カ所を爆破。武装勢力のメンバーが会合を開いていたところへ、ヘリコプターによる砲撃を開始したという。
2回目の空爆は部族地域のオラクザイ地区で実施された。この空爆では武装勢力17人が死亡、潜伏場所3カ所が爆破されたという。
部族地域には反政府武装勢力タリバンおよび国際テロ組織アルカイダの工作員が潜伏しているとされており、パキスタン軍が同地域での掃討作戦を拡大する中、今回の空爆が実施された。