アフガニスタンで治安維持に当たるNATO主導の国際治安支援部隊(ISAF)当局者は31日、南部ヘルマンド州で同日、自転車に仕掛けられた爆弾が爆発、少なくとも13人が死亡、45人が負傷したと述べた。
現場は、州都ラシュカルガ北部郊外にある市場近く。負傷者には女性、子供や警官が含まれる。市場では当時、住民に麻薬の原料ケシに代わる植物の種を無料配布しており、多数の住民が集まっていたという。
ヘルマンド州マルジャでは先月中旬、アフガン駐留米軍らが反政府武装勢力タリバンの大規模掃討作戦を開始、ほぼ制圧していた。マルジャはケシ栽培が盛んで、タリバンが資金源とする麻薬の精製施設や、爆弾製造工場があるとみられていた。タリバンは南部、東部に主要拠点を持つ。