パキスタン北西部にある政府直轄部族地域の北ワジリスタン地区で21日、村落にあるイスラム武装勢力拠点にミサイル攻撃があり戦闘員5人が死亡した。部族地域の行政当局者などが明らかにした。
米軍もしくは米中央情報局(CIA)の無人機が撃ち込んだとみられる。現場は同地区ミランシャーから西へ約80キロ離れたアルワラ・マンディ村にある武装勢力施設の敷地内。
狙われた武装勢力の組織的な背景は不明だが、北ワジリスタン地区にはパキスタン・タリバン運動(TTP)などが拠点を築いている。
CNNの独自集計によれば、アフガニスタンと国境を接する部族地域の南北ワジリスタン地区などで今年これまで起きた無人機攻撃は21度目。TTP幹部や国際テロ組織アルカイダ戦闘員が多数殺害されている。