日本の内閣府が15日発表した09年10-12月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比1.1%増、年率換算で4.6%増となった。09年4-6月期から3期連続のプラス成長。
09年の年間名目GDPは5.27兆ドルと、中国の約4.9兆ドルを小差でしのいだ。アジア各国の輸出需要の伸びや政府消費の拡大が奏功し、減少に転じる可能性を指摘していた専門家の予想を上回った。
日本は1968年以来、米国に次いで世界第2位の経済大国の地位を維持している。中国が近く日本を抜いて第2位に浮上する見通しであるなか、中国の需要増は日本経済の生命線となっている。