イラク内務省当局者は18日、首都バグダッド内にあるイラクの人道団体援助の事務所を4人の武装グループが襲い発砲、同団体のスタッフ5人と警備員2人を殺害したと述べた。
事務所内に爆弾も仕掛けて逃走、治安部隊が到着後、爆発し、2人が負傷した。爆弾テロなどの暴力が依然多発するイラクで、慈善団体が狙われるのは異例。動機などを調べている。
現場は、イスラム教スンニ派が多数派のアドハミヤ地区にある団体「マウティニ」の事務所。同団体は、宗派抗争に巻き込まれ苦境にある貧困家庭、孤児や未亡人向けの慈善活動を行っている。