アフリカ東部ソマリアの首都モガディシオで20日、武装勢力が警察施設の敷地内に迫撃砲で攻撃し、4人が死亡、少なくとも15人が負傷した。地元メディアが伝えた。死傷者が増える恐れがある。
敷地内では同国警察の創設記念日の式典が催されていた。警官らが応射し、死傷者が増えた。迫撃砲は近くにある地元メディアが入居するビルにも着弾したが、死傷者はいなかったという。
攻撃を仕掛けた組織は不明だが、暫定政府軍、アフリカ連合(AU)平和維持軍と交戦を続けるイスラム過激派シャバブの可能性が強い。シャバブは南部に拠点を構築して首都にも進軍、政府軍は劣勢を強いられているとの見方が強い。
モガディシオでは今月初旬にも医科大学の卒業式を狙ったホテルでの自爆テロが発生、多数が死亡している。