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アフガン・パキスタン国境 密輸品運びで家計支える子ら
  世界で最も治安が悪いといわれるアフガニスタン、パキスタン両国が接する国境の町、トルカム。パキスタン側に住むサバル・ミナさん(8)は毎日、密輸品の小麦粉が入った袋を抱えて国境を越え、アフガン側からはまきを拾って帰ってくる。わずかな報酬で家族の生活を支えるため、この町では1日当たり約300人の子どもが、国境越えの往復を繰り返しているとみられる。

パキスタンからアフガンへの食料輸出は禁止されているから、警察に見つかっては一大事だ。「つかまると何度もたたかれるからとてもいや」と、ミナさんは顔をしかめる。

テロの危険とも常に隣り合わせだ。ミナさんは先日、妹を連れていつものように国境を越えたところで、自爆テロを目撃した。何人もの人が巻き添えとなって死亡した。2人は泣きながら、パキスタン側へ逃げ帰ったという。

ミナさんたちは、小さな肩や頭の上に運べる限りの荷物を載せ、ただ歩き続ける。手押し車を持っている子は、金属くずや石油缶を運んだり、女性や子ども、高齢の歩行者を乗せたりして稼ぎを上げる。「言われればなんだって運ぶさ」と大人びた調子で話すのは、ハズラト・アリ君(9)だ。それでも、子どもの体力には限界がある。「もっと力をつけたい。強くならなくちゃ」と、悔しそうに唇をかむ。

密輸業者にとって、地元の子どもは都合の良い労働力だ。大人に比べて警察も大目に見るケースが多いし、なにより賃金が安くて済む。取材班が子どもたちから聞いた金額は、1往復当たり20円にも満たなかった。それでも、かれらの家族にとっては貴重な収入だ。

国境地帯で子どもたちの救済組織を支援するユニセフの活動も、一筋縄ではいかない。洞穴などで身を寄せ合って暮らす貧困世帯に、子どもを働きに出す代わりに学校へ通わせろと要求しても、それは現実的ではないからだ。家庭や地域の長老、宗教指導者らと話し合って、子どもたちを仕事の合間に登校させ、必要な予防接種などを受けさせるよう説得するのが精一杯だという。起業を望む親には、子どもの通学を条件に、無利子のローンも提供している。こうして、今までに300人以上が公立学校に出席できるようになった。ただ、支援団体自体が地元タリバーン系組織の標的となる恐れもあり、表立った活動は難しいという。

「家族のために働かなくてもいいとしたら、何がしたい?」取材班がこう尋ねると、ミナさんはしばらく考えてからこう答えた。「だれにもたたかれたりしないような、楽な仕事がしたい」

一方、アリ君には「エンジニアか教師になりたい」という夢がある。学校に行けないと難しいのでは、との質問には、「この仕事をやめるわけにはいかない。学校には行きたいけど、どうしようもない」と、素っ気ない口調で答えた。


日本はほんと喜ばなきゃ行けない

生きて行く為に仕方のないんだよね・・・
by sportsiroiro | 2009-11-29 17:03 | ニュース
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