英国各地で8日、第一次世界大戦以降の戦没者を追悼する行事が一斉に実施された。一方、英国防省の発表によると、アフガニスタン軍事作戦で敵勢力との戦闘で死亡した英兵は、同日までに201人となった。
英国では、第一次世界大戦の休戦記念日11月11日に最も近い日曜日を戦没者追悼の日と定め、例年各地で慰霊祭などを行っている。
ロンドン市内では午前11時を告げる鐘の音とともに黙とうがささげられ、官公庁に設置された戦没者記念碑にエリザベス女王ら王室メンバーが花輪を供えた。ブラウン首相や旧植民地からの外交官、英軍関係者らによる献花に続き、ミサと国家斉唱が行われた。
国防省は式典の数時間前、アフガンでの戦闘で死亡した英兵が200人に達したことを明らかにした。さらに続いて、アフガン南部ヘルマンド州サンギン地区での爆発で負傷していた英兵1人が新たに死亡したと発表した。