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ザウバー、14番目のチームのステータスに不満
  1990年代初めに自らが立ち上げ、現在はBMWザウバーとして活動するヒンウィルのF1チームの今後に関して、ペーター・ザウバーが怒りをあらわにしていると言う。

自動車メーカーBMWの撤退発表を受けて、謎の企業『Qadbak(カドバック)』によって買収されたBMWザウバーだが、来季のグリッドを確保できていない。新コンコルド協定締結の際に同チームが調印しないことを選択したため、FIAは後にエントリーを再度受け付け、その結果、ロータスが13番目のチームとして2010年からの参戦を認められたのだ。

その時点で、すでに新規参入組の3枠はUSF1、マノー、カンポスに与えられており、BMWザウバーとカドバックとの契約がまとまったのはすでにチームの枠がいっぱいになった後だった。来季参戦を目指すBMWザウバーの14番目のチームとしてのエントリーをウィリアムズが拒否していることから、チームが参戦権を獲得するのは近い将来、新規参入組のいずれかがグリッドに着けなかった場合ということになる。

チーム株20%を有し、コンサルタントとしての役目も務めるザウバーはF1の新チームの状況を「冗談」だとコメント。

「彼らは何も立証する必要はないが、われわれの来シーズンに向けた計画を邪魔する」と『Blick(ブリック)』に語ったザウバーは、新チームのいくつかはやって来たと思えばすぐに去る可能性がある一方で、すでに確立されたチームが不安定な状況にあることを怒っているのだと示唆している。

「おそらく(新チームの)4つともバーレーンにはマシンを持ち込めるだろうが、2011年までには資金を使い果たしてしまうだろう」

BMWザウバーの2009年最終戦アブダビGPに向けたプレビューには、2010年は“ペーター・ザウバーの下”でレースを継続したいと書かれてあった。

現在、チームを率いるBMWモータースポーツディレクターのマリオ・タイセンは09年シーズンが終了するまで自らの今後について明かすつもりはないと述べている。
by sportsiroiro | 2009-10-26 22:04 | F1
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