英国のブラウン首相は14日、アフガニスタン駐留英軍部隊に500人を追加派遣すると発表した。下院で表明した。総数は約9500人になり、米軍の約6万5000人に次ぐ規模。
首相は、アフガン軍が自国の治安責任を単独で担うことが出来るよう育成、訓練を強化するためとも述べた。ただ、追加派遣の条件とし、NATO主導の国際治安支援部隊(ISAF)に加わる多国が同じく増派することなどを挙げた。アフガンの安定がなければ、欧米に対するテロの脅威も減じないとの認識も示した。
アフガン駐留英軍は2000人規模の増強を求めたともされる。
アフガンでは、政権を追われたイスラム強硬派勢力タリバンが爆弾テロなどを加速させ、米軍や英軍兵士を含むISAFの死亡も相次いでいる。これと共に英国では駐留部隊の早期撤収を求める世論が強まっている。